2011年8月14日日曜日

使い捨てにされるモノ達

ヨーロッパ諸国の人々は良いモノを長く使う文化が常道の考えだけど、
消費大国「日本」の場合は新しいモノを作り続けて経済を回そうとする。

いつも行くお店で知合った美容室のオーナーが、
長く大切に使っていた油圧式のシャンプー椅子が壊れてしまい、
メーカーに修理を依頼したところ、「古いモノなので修理できない」と言われたらしく、
とてもがっかりしていた。
モノを大切に使うスタンスに共感して、一度その椅子を見に行くこととなった。

機械式なので構造は簡単だから、壊れる箇所も限定しやすい。
油圧のユニットを取り外し自宅に持ち帰り分解してみることに・・・

シャフトを抜いた時点で1つ目の問題が発覚。
下降時のショックを和らげるスプリングが磨り減ってて
シャフトの底面に張り付いて一緒に持ち上がってしまう。

この当たり面を少なくして張り付いて来ないようにする。
スプリングは溝を切って仕上げ。
しかし、問題はここからだ!
オイルが通る穴に何か詰まってしまってるが、
そのバルブのネジを緩めるのに、わざといじれない様に特殊なネジを使ってる。
そのネジは市販には売ってない特別なヤツでネットで調べ、マニアックな会社から取り寄せ。

何でこんな意地悪するかね~
開けてみるとただのチェックバルブが入ってるだけ、
そこを掃除して終了。
工具だけあれば凄く簡単な修理。
メーカーの人は新しい椅子を売りたかったんだろーね。
ごめんなさいね!

長く大切に使ってゆく精神、自分も大切にしてきたいものだ。

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